東保流節談説教実演会のお知らせ
東保流説教とは、今から200年ほど前の文化文政年間、播州東保(現在の兵庫県揖保郡太子町東保)の福専寺に、惠門法師が開かれた獲麟寮で伝授された節談説教の流派です。
惠門法師は、京都の学林(現在の龍谷大学)で学ばれた後、自坊福専寺に帰り、そこに真宗教学を教える寮を開かれました。そしてそこには全国から多くの僧侶が学びに来ましたが、学問を終えて自坊に帰る門弟に、「学問を学んだだけでは自坊の御門徒に土産がなかろう。ここで学んだ学問を、御門徒に説いて聞かせる技術も身につけて行け」 と、説教の仕方を伝授されたのでした。
以来この説教法を学ぶために、全国から派の壁を超えて門弟が集まり、特に明治期に惠了師が出られて、その門弟は1000人を超えたと伝えられます。
永い間に渉って多くの門弟を育ててきた獲麟寮も、太平洋戦争中に閉寮を余儀なくされ、東保流の伝統を受け継ぐ人も、ほとんどいなくなりました。しかしその最後の寮長であった神子上憲了師に伝授を受け、その後自らは布教に携わらず教育界に居られた竹内文昭師によって、獲麟寮で伝授されていたままのベーシックな東保流節談説教を現代の若い僧侶に伝えるために、洗聲会が発足し、節談説教復興の活動がなされています。
その洗聲会の会員による発表会として、この度下記の通り第一回東保流節談説教実演会が開かれます。是非この機会に東保流節談説教をご堪能下さい。なおどなた様も自由に参加いただけます。
日時 平成21年6月26日(金)
開場 午後1時 開演 午後1時半
会場 西本願寺神戸別院(モダン寺)
神戸市中央区下山手8丁目1番1号
TEL(078)341-5949
入場無料
アクセス
山陽新幹線 「新神戸」 駅より車で約20分
JR 「神戸」 駅より、徒歩東へ約15分
阪神 「西元町」 駅東口より、徒歩北へ約3分
阪急 「花隈」 駅西口より、徒歩1分
地下鉄 「大倉山」 駅より、徒歩約15分
出講者
十方章・第一席 口演・天野晃順(姫路市順正寺)
十方章・第二席 口演・望月覚哉(たつの市善徳寺)
十方章・第三席 口演・本多龍典(豊岡市乗専寺)
龍樹章・第三席 口演・葦原理江(熊本県覺応寺)
領解文・第四席 口演・牧野 仁(三木市報恩寺)
主催 洗聲会
後援 全国布教同志会兵庫支部
協力 節談説教研究会
お問い合わせ先
672-8047兵庫県姫路市飾磨区亀山31法性寺
洗聲会世話人 池本史朗 TEL 079-235-0769
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